歯の豆知識ブログ

インビザラインのマウスピースはどのように作られる?

みなさま、こんにちは

川崎市「小島新田」駅から徒歩1分のパール歯科医院です。

当院は、歯を守りたい、健康を実現したいと願う方の歯科医院で、担当歯科医師・歯科衛生士があなたの健康をサポートいたします。

 

今回は、インビザラインのマウスピースの作り方についてご紹介します。

インビザラインは透明なプラスチック製のマウスピースを装着することで歯並びや噛み合わせを整えていく治療方法で、マウスピース矯正の一種です。治療に使用するマウスピースはどのタイミングでどのように作られるのでしょうか。

インビザラインについて

 

 

  • インビザラインの治療で使用するマウスピースの特徴

インビザラインの治療で使用するマウスピースは、無色透明です。そのため歯列にマウスピースをつけていても見た目がほとんど目立たず、よほど近づかない限りマウスピースをつけていることが分からないくらいです。また、薄いプラスチックでできているため歯列につけたときの違和感や不快感も抑えられていることも特徴です。ご自身で着脱ができ洗浄も簡単なので、常に清潔な状態を保ちやすくなっています。

就寝時の歯ぎしりや食いしばりを軽減するナイトガードや、接触のあるスポーツをするときに装着するマウスガードなどは歯の型どりをした通りの形でマウスピースが作られますが、インビザラインの治療では実際の歯列と全く同じマウスピースをつけるわけではありません。そのときの歯列よりも少しだけ治療のゴールに近づく歯列のマウスピースを装着し、歯列とマウスピースのギャップにより歯に力をかけていきます。

インビザラインで歯が動く仕組みについてはこちら

  • インビザラインの治療で使用するマウスピースは何枚?

インビザラインの治療では、少しずつ形の違うマウスピースを1~2週間おきに新しいものに交換しながら歯並びや噛み合わせを整えていきます。一般的にインビザラインの治療で必要とされるマウスピースは平均40~50枚といわれていますが、この枚数は患者様によって違いがあるので一概には言えません。1枚のマウスピースで動かせる歯の距離は0.2~0.25mmであるため、歯の移動量が多くなればなるほど治療に必要なマウスピースの枚数は増えていくということです。逆に、治療をする不正咬合が軽度であればそのぶんマウスピースの枚数は少なくなります。マウスピースの枚数によって、治療にかかる期間も変わってきます。

 

  • インビザラインのマウスピースはどのタイミングで作製される?

インビザライン以外のマウスピース矯正の中には、治療期間を通じて定期的にご来院いただくたびに歯列の型どりをし、それをもとにマウスピースを作製するものもあります。しかし、インビザラインの場合は治療を開始する段階で、治療に必要な全てのマウスピースを作製します。作製したマウスピースは歯科医院では保管しません。すべて患者様にお渡ししてから治療開始となるため、該当するマウスピースを使用する時期がくるまでは紛失しないようにくれぐれも気をつけましょう。

 

  • マウスピースの作製手順

まずは歯列の型どりを行います。一般的な歯科治療では粘土のようなピンク色の材料を歯列に押し当てて歯の型どりをしますが、インビザラインではこの方法は用いません。「iTero」とよばれる専用の口腔内スキャナーを用いて型どりを行います。iTeroはNIRI(近赤外光画像)技術を駆使した口腔内スキャナーで、歯列をなぞるように撮影するだけで歯の型どりができます。歯の型どりをしたデータはインビザライン専用のコンピューターソフトに取り込まれ、治療前から治療完了までの歯の動きをアニメーションでシミュレーションします。これは患者様にもご覧いただけます。

 

 

 

そして、これらのデータはその場でインビザラインの本社があるアメリカに送信され、マウスピースの作製が開始されます。マウスピースの完成までには数日~数週間かかりますが、治療に必要な全てのマウスピースが一つのパッケージとなってアメリカから送られてきます。

 

  • 使用済みのマウスピースはどうしたらよい?

治療に使用したマウスピースをもう一度使うことは基本的にはありませんが、次のマウスピースがどうしてもはまらない、マウスピースを破損または紛失してしまった、といった場合に一つ前のマウスピースに戻っていただくことはあります。また、ご旅行などで長期間ご自宅を離れる場合には、万が一のときの予備として一つ前のマウスピースを持参していただくと安心です。破損や紛失が起こった際にマウスピースを作り直すまでの間、何も歯列に装着していない時間が長くなると治療途中であっても後戻りが起こるリスクがあります。したがって、使用後のマウスピースはすぐに破棄せずに一定期間は保管しておくようにしましょう。

インビザラインで歯列矯正をするなら知っておきたい注意点

 

  • まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、インビザラインのマウスピースの作り方についてご紹介しました。治療前にお渡ししたマウスピースは変形や破損がないよう大切に保管しましょう。

インビザラインでの歯列矯正にご興味のある方は、お気軽に当院までお問合せください

 

矯正相談窓口

https://www.pearl-dental-clinic.net/invisa-counseling/

初めての方

https://dental-apo.jp/net/89238f2f/#day_1_20230801

医療法人アクアマリン パール歯科医院

院長 藤田陽一

新着記事一覧

お問合せ・ご予約はこちら

ご相談をご希望の方は、下記の電話番号までお電話いただき初診のご予約をいただくか、 下記の「無料相談メールフォーム」に相談内容をご記入の上、送信ボタンを押して下さい。 電話やメールではお答えするのが難しい場合には、初診のご予約をお願いする場合があります。 また、初診はすべて保険内での診察となります。

お電話

  • お問合せはこちら044-280-3918
  • 土曜日も診療しています。
  • 駐車場完備

メールフォームでのご相談

ご予約前のご質問や疑問に
メールでお応えします

※電話での無料お悩み相談は承っておりません。
診療中にお受けしてしまうと、他の患者様にご迷惑をお掛けしてしまいますので、ご理解の程お願い申し上げます。

ページトップへ