歯の豆知識ブログ

歯列矯正の顎間ゴムとは?その効果や使い方、注意点を解説

みなさま、こんにちは

川崎市「小島新田」駅から徒歩1分のパール歯科医院です。

当院は、歯を守りたい、健康を実現したいと願う方の歯科医院で、担当歯科医師・歯科衛生士があなたの健康をサポートいたします。

 

目次

  • はじめに
  • 顎間ゴムの目的とは?
  • 顎間ゴムの効果
  • 顎間ゴムの使い方
  • 使い始めの注意
  • 顎間ゴム使用時の注意点
  • 顎間ゴムを外す際のポイント
  • まとめ

1.はじめに

今回は、顎間ゴムの目的や効果、使い方、注意点についてご紹介します

歯列矯正には、歯を整えるためのさまざまな道具や器具が使用されますが、その中でも「顎間ゴム(がっかんゴム)」は重要な役割を果たしています。顎間ゴムは歯や顎の位置を微調整するために用いられる小さなゴム製の輪で、上下の歯にかけることで、顎の動きや歯並びに影響を与えます。使い方や注意点についても知っておきましょう。

2.顎間ゴムの目的とは?

顎間ゴムは歯並びを良くするだけでなく、噛み合わせや顎の位置関係を調整するために使用されるものです。一般的な歯列矯正では、アライナーと呼ばれるマウスピースやブラケットとワイヤーを用いて歯を動かしていきますが、噛み合わせを整えたり上下の歯列の位置関係を正しくするためには、顎間ゴムはよく使用します。顎間ゴムを使うことで、次のような効果を期待することができます。

・噛み合わせ(咬合)の調整

上下の歯がしっかりと噛み合うように、歯列の位置関係を調整する。

・上下顎の位置の改善

顎の前後や左右の位置関係を整えることで、より自然で機能的な口元にする。

 

・歯の回転や傾きの補正

歯が正しい角度や位置に向かうために補助的に作用する。

 

3.顎間ゴムの効果

顎間ゴムの効果は、主に「上下の歯と顎の位置を微調整する」ことにあります。具体的には以下のような効果が期待されます。

 

・噛み合わせの安定化(咀嚼能率の向上)

噛み合わせが良いと食事の際にしっかりと食べ物を噛み砕くことができ、咀嚼能率が向上します。消化や栄養吸収もスムーズに進みます。また、顎や歯に過剰な負担がかからなくなり、長期的に健康な口腔環境を保つことができます。

 

・見た目の改善

顎間ゴムの使用で上下の顎の位置が調整されると、顔のバランスが整うことも多く、見た目にも良い影響を与えます。例えば、顎が引っ込み気味のケースでは前方に引き出され、逆に前に出過ぎている場合には後方に下がるように働きかけます。

 

・長期的な安定性の向上

矯正治療後も長く安定した歯並びを保つためには、噛み合わせの調整が欠かせません。顎間ゴムでしっかりと噛み合わせを整えておくことで後戻りのリスクが低くなり、治療効果が持続しやすくなります。

 

4.顎間ゴムの使い方

顎間ゴムの装着には慣れが必要です。初めての方は難しく感じることもあるかもしれませんが、使い方をしっかりと理解すれば簡単に装着できるようになります。

 

・装着の基本手順

①手を清潔にする

装着前に手を洗い、衛生面に注意しましょう。

 

②ゴムをかける位置を確認

歯科医師から指示された上下の歯にゴムをかけます。

 

③ゴムを準備する

小さなゴムは指にかけて、引っ張りやすくしておくとスムーズです。

 

④ゴムをかける

ゴムを指定された歯に引っ掛け、しっかりと装着します。初めのうちは鏡を見ながら行うとやりやすいでしょう。

 

5.使い始めの注意点

顎間ゴムは小さなゴムではありますが力が強いため、最初のうちは痛みを感じることがあります。しかし、数日経つと痛みが和らぐことがほとんどです。痛みが強い場合や違和感が続く場合には、無理をせず歯科医師に相談してください。

 

6.顎間ゴム使用時の注意点

顎間ゴムを使う際には、以下のポイントに注意しましょう。

 

・必ず毎日装着する

顎間ゴムは、1日の装着時間が短くなると効果が出にくくなります。歯科医師から指定された時間は必ず守りましょう。一般的には、食事と歯磨きのとき以外の時間は常に装着します。装着しない時間が数日つづいただけでも歯の位置は後戻りしてしまいます。

 

・汚れを防ぐためのケア

食事後は歯磨きをしっかり行い、清潔な状態でゴムを装着するように心がけましょう。衛生管理を怠ると、口臭やむし歯、歯周病の原因になることもあります。

 

・ゴムの交換

顎間ゴムは伸びやすい傾向にあります。1日に1回は新しいものに交換することおすすめします。長期間同じゴムを使い続けるとゴムの牽引力が低下するため効果が薄れ、矯正治療の進行に影響を及ぼす可能性があります。

 

・予備のゴムを持ち歩く

顎間ゴムを正しく使用していたとしても、ゴムが切れてしまうことがあります。外出する際には予備のゴムを持ち歩くようにしましょう。

 

7.顎間ゴムを外す際のポイント

顎間ゴムは指先を使って簡単に取り外しができますが、ゴムが小さいため失くしやすい点に注意しましょう。食事の際に取り外したら、ケースに入れるなどして保管しておくと紛失を防げます。

 

8.まとめ

歯列矯正における顎間ゴムの役割は、矯正治療をスムーズに進めていくうえで非常に重要なポイントとなります。しっかりとした噛み合わせと顎の位置関係を作り、矯正効果を安定させるために顎間ゴムの使用が必要です。装着のルールを守ることで、矯正治療の成功に一歩近づきます。顎間ゴムをうまく活用し、理想の歯並びと噛み合わせを手に入れましょう。当院ではワイヤー矯正をはじめインビザライン、小児矯正など各種矯正治療を行っております。ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください

 

当院の矯正治療について

https://www.pearl-dental-clinic.net/subject/orthodontics/

インビザライン(マウスピース矯正)について

https://www.pearl-dental-clinic.net/subject/invisalign/

 

パール歯科医院

日本口腔インプラント学会 認定インプラント専門医 

院長  藤田陽一

院長紹介 https://www.pearl-dental-clinic.net/dr/

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