意外と多い若い世代の歯の喪失!
日本は昨今、世界でも類をみないほどの高齢化社会になりました。パール歯科医院のある川崎の地も同様で、この傾向はまだまだ続くようです。こうした日本の社会的状況は、日本人の歯の健康を考慮する点で大きな視点となるといえます。年齢が上がるとともに歯を失う人は増えるので、急激な高齢化は歯についての悩みを抱える人も一緒に増えるということなのです。歯医者の立場からみて、歯の大きな役目は「咀嚼する」「発音をたすける」「顔の見た目を若々しくする」があります。噛むことができなければ、食事の喜びを得ることはできませんし、発音に支障が出れば親しい人達との会話を楽しむことができません。また歯がないと表情の変化がとぼしくなり、相手に与える印象も芳しくないものになります。特に女性はなおさらかもしれません。このように歯は豊かな人生を送る上で大きく関係してくるものなのです。歯を喪失した場合の第一選択肢はやはりインプラントになります。インプラントというと、お年寄りのものというイメージがあるかもしれませんが、高齢者だけを対象にしているのではありません。若い世代でもむし歯や歯周病あるいは悪いかみ合わせからくる歯の根の破折などが原因で歯を失うことが良くあるのです。若い人の場合、埋め込むインプラントは1~2本が大部分です。この際最初からインプラントをすることがお勧めなのです。
歯というものは、1本喪失すると、咬合学の観点から周囲の歯から加速度的に喪失する傾向があります。インプラントであれば、周囲の歯に余計な負担をかけません。これが残りの歯を長持ちさせるおおきな分岐点になるのです。まず1本歯がなくなったところで放置したとします。意外と多くの患者様がいるように考えます。するとかみ合わなくなった反対側の歯がのびてきます。あるいは歯の無い両サイドの歯が倒れこんできてしまうのです。結果かみあわせがずれてしまい、顎の関節に影響がでたり頸の痛みや肩こりにもつながったりするのです。歯をいれる方法としてはインプラント以外に2つあります。まず「部分入れ歯」印象を採って比較的簡単にできます。ただ周囲の歯にバネをかけて安定させるため周囲の歯に余計な力がかかってしまうのです。歯の寿命は歯にかかる咬合力によっても大きく左右されるのです。専門用語になってしまいますが咬合性外傷が常におきているような状況になってしまいます。お口の中の違和感にも非常に大きなものがあります。次は「ブリッジ」です、これは歯の欠損した部位の両サイドの歯を削って接着剤でとめます。お口の中の違和感は部分入れ歯に比べると小さいのですが、歯を削るということは、場合により歯の神経を取るということに結びつきます。歯の神経を取るとどうしても、歯の寿命は短くなる傾向にあります。またブリッジの支えになる歯は、歯の無い部分の咬合力も負担しなくてはならないので、通常の1.5倍近い力がかかることよくあるのです。1本の歯がなくなると次つぎに周囲の歯も喪失していく傾向は強くあります。例え1本の歯の喪失でも、周囲の歯の長期的予後を考えるとインプラントというのは、たいへんお勧めであるという結果にいたります。
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