インプラント埋め込み後の被せ物の種類
こんにちは。
川崎区小島新田駅前のパール歯科医院です。
インプラントは、
・ボディー(歯根部)
・アバットメント(土台部)
・被せ物(上部構造、人工歯)
以上の3つのパーツから成りたっています。
インプラント手術が終わり、
数か月の経過後に、
次はいよいよインプラントの被せ物
(上部構造、人工歯)の製作にはいります。
被せ物の種類はいくつかあります。
金属、セラミック(陶材)や
ジルコニア(人工ダイヤモンド)などがあり、
それぞれに特徴がみられます。
◆金属
セラミックと違い、金属なので
割れるリスクがなく長持ちします。
金属色が出るので、
見た目の美しさを求める場合には適しません。
使用する金属は、金と銀であり、
銀歯は口腔内で劣化して
金属アレルギーの原因になります。
アレルギーの出ない金歯がおすすめです。
◆金属補強タイプセラミッククラウンと
オールセラミックスクラウン
セラミック100%の被せ物は、透明感があり、
より本物の歯に近い色を
出せるといわれています。
摩耗が少ないという点で
耐久性が高いのもメリットです。
ただ、摩耗は少ないものの
割れやすいということもあるので
注意が必要です。
また見た目が本物の歯に近い分、
費用も比較的高額になる場合もあります。
金属補強タイプのセラミッククラウンは
セラミックの内側が金属製でできています。
金属アレルギーに問題がある方は
避ける必要性があります。
オールセラミッククラウンは
金属を使用していないため、
金属アレルギーの問題もなく、
審美性に優れています。
現在では被せ物の第一選択肢となっています。
またオールセラミックは
汚れが付着しにくいので、
金属より優れていると言われています。
現在の歯科治療では、
オールセラミックが基本と言われています。
◆ジルコニア
硬い材質として世界的にも最も
使用頻度の高いオールセラミックの一つで、
通常のセラミックに比べて
より耐久性があります。
今後インプラント治療を中心として、
多くの被せ物がジルコニアに
置き換わっていくことが考えられます。
わが国でも現在最も注目されている素材が
このジルコニアになります。
もちろん金属ではありませんので、
金属アレルギーなどの心配はありません。
美しい歯の色調を出すことができ、
歯ぐきに馴染んで見えることで、
審美性に優れている被せ物の素材です。
硬くもあり柔軟性があるので、
噛み合う歯にダメージを与えにくいという
メリットもありますが、
現在は費用が比較的高額になる場合が
多いようです。
上記の通り、インプラントの被せ物には
いくつかの種類や特徴などがあり、
どの素材がより優れているかが
素材選びの大きな要因にもなりますが、
お口の中は人それぞれであり、
患者様のお口の状態により担当の歯科医師と
相談しながら選択することが
大事だと思われます。
また、インプラントを埋め込み、
被せ物がセットされたことが
治療の終わりではなく、
ここからがメンテナンスを含めた
新たな始まりでもあることを
忘れずにいてくださいね。
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