歯の豆知識ブログ

パール歯科医院の根の治療

 こんにちは。

川崎区小島新田駅前のパール歯科医院です。

 

前回に引き続き、

今回も根管治療についてご説明いたします。

 

前回も軽く触れましたが、

根管治療のポイントは治療中に

『根管の中に悪い細菌をいれないこと』です。

 

唾液の中には歯周病菌、

虫歯菌など大変多くの細菌が存在します。

 

ですので根管内に唾液が入ると、

唾液中の細菌が侵入して、

閉鎖されて複雑な形態をした根管内で

炎症を起こします。

 

いつまでも根の治療で

違和感が消えなかったり、

治療が長引く原因になるのです。

 

そこでラバーダムという特殊なゴムの膜で

根管治療中の歯を囲み、

細菌の侵入を防ぐ方法を

パール歯科医院では行っております。

 

このラバーダムという薄いゴムの膜を

歯に引っ掛けて、

お口の中と治療中の歯に境界を作り、

唾液の侵入を防ぎます。

 

またラバーダムを使用することで、

器具や道具による

口腔内の怪我も防止できますし、

歯を消毒する強い薬が口腔内に漏れ出して

火傷のような状態になることも防げます。

 

rubberdam02.png

rubberdam01.png

 

ただ欠点もあります。

ラバーダム使用中は原則お口をゆすげません。

患者様は30分~1時間の間、

お口が開きっぱなしになる必要があります。

 

女性で顎の筋肉の弱い患者様は

多少疲れてしまうこともあるのです。

 

それとラバーダムを行うには、

多くの器具・部品が必要で、

小さな歯に正しく装着するためには

熟練の技術が必要になってきます。

 

このようにラバーダムを使用すると

頬の肉や舌が歯に近づかないので、

当院自慢のマイクロスコープが

使いやすくなります。

 

マイクロスコープとは、

歯科用の顕微鏡のことで、

肉眼では確認できないような

微細な歯の形態を見ることができます。

 

通常の824倍まで段階を追って

術野を確認できるので、

以前の歯科医師の手指の感覚や

レントゲン像、経験などを頼りに、

手探りで行われた治療が

安全確実にできるようになったのです。

 

mushi08.jpg

 

根管は大変複雑な形態をしています。

その開口部を見つけることは

従来大変難しかったのですが、

マイクロスコープで拡大すると容易に

見つけることができるようになりました。

 

またマイクロスコープには

特別な光源がついています。

 

術野を明るく照らしたり、

術中の様子をモニターに

写したりすることも可能です。

 

マイクロスコープは根管の治療だけに限らず、

歯を削ったり、虫歯を発見したり、

歯肉の下の見えにくい歯石を除去したりと、

多くの歯科治療で応用がきく

大変優れた機械なのです。

 

このラバーダムと

マイクロスコープを使うことで、

根管治療した歯の長期的予後が

飛躍的に良くなりました。

 

歯髄を残す努力をしていくことは

非常に大切ですが、やむを得ず

根管治療を選択せざるを得ない場合も

あるのが現実なのです、、、。

 

根管治療の価値は非常に高く、

歯を将来的に残せるかどうかの

鍵をにぎっています。

 

パール歯科医院では、皆様方それぞれの

歯の状態に応じた丁寧な根管治療を

実践しており、

トラブルを抱えた歯であっても

末永く快適に機能できるよう

努力していくつもりでいます。

 

お困りのことがございましたら

ご気軽にご連絡ください。

 

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