歯と認知症には関係性がある?
こんにちは。
川崎区小島新田駅前のパール歯科医院です。
皆様は認知症と咬み合わせに
関連性があることを
ご存知だったでしょうか?
食事の際にしっかり咬み合う事が、
脳を刺激するということがわかっています。
歯と歯を噛み合わせた時の刺激は、
歯根から脳に伝わり、その刺激は
脳における様々な感覚を司っている部位の
活性化に繋がっているのです。
さて、その歯ですが、
ご高齢になるにつれてなんらかの原因で
減ってしまいがちです。
その残っている本数によって、
あることが最近の研究でわかったのです。
それは、認知症の進行の有無です。
最近行われた研究結果より、
高齢者の歯の残りの本数と
認知症との関連性がわかりました。
健康な人では平均約15本の歯が
残っていたのに対し、
認知症の疑いのある人では
約9本とその差は歴然としています。
歯からの刺激が認知症を予防するのです。
そして残存歯が少ないほど、
記憶や学習能力に関わりや、意志、
思考の機能を司る部分の大脳容積が
少なくなっていた事などもわかりました。
これらの事から歯の喪失により、
咬む事ができなくなると大脳の海馬や
前頭葉に著しい障害が出てしまいます。
それによって老化が早まり、
口腔内から全身へと衰弱が進んでしまうと
考えられているのです。
特に総入れ歯の人は急速に認知症が進みます。
歯があれば噛むことができますが、
歯が抜けると噛めないだけでなく
歯根膜もなくなり、
脳へ刺激は伝わらなくなります。
また、歯があっても
あまり咀嚼を意識しないで食べていると、
脳への刺激が少なくなってしまいます。
つまり脳を活性化するには
意識して噛む事が重要だと言えます。
アルツハイマー型認知症の方の
口の中を調べると、歯が無くなり、
長い間良く噛んで食べる事が
出来ていなかったと思われる方々が
多く見られます。
歯が無いと刺激が脳には伝わりません。
そこで、歯に代わる治療として
インプラントが
選択肢のひとつとして登場するのです。
インプラント治療を行えば、
天然の歯と同じような働きを
することが出来るのです。
インプラント治療は実用から
既に50年ほど経っており、
現在は一般的な歯科の治療方法として
確立されています。
また50年の間に
単にインプラント治療の成功率を高める
と言った初期段階を超えて、
さまざまなトラブルに対応するための
技術開発が行われ、
現在は成熟期になっています。
例えば、
不要になったインプラントを
除去することなども以前は大変でしたが、
今ではインプラント除去専用キットなどが
開発され少しの労力で簡単に
出来るようになっています。
また寝たきりの方への
訪問歯科治療も充実しており、
いろいろなケースに
対応できるようになってきています。
特に川崎市歯科医師会では、
口腔内から始まる老化
(オーラルフレイル)に力を注いで、
寝たきりの患者様に対して
より手厚い対処を行っています。
以上のような事からも、認知症の予防や、
充実した毎日を過ごすために
インプラント治療を
選択するという方が増えています。
もしインプラント治療に
ご興味などございましたら、
是非、当院にてご相談くださいね。
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