歯の豆知識ブログ

歯周病のせいで心臓疾患に?!

 

こんにちは。

川崎区小島新田駅前のパール歯科医院です。

 

今回は歯周病と心臓疾患について

ご説明いたします。

 

現代の日本では心臓病は癌に次いで、

日本人の死因の第2位と言われています。

 

心臓病のなかでも

歯周病菌が特に関係しているのは、

感染性心内膜炎と虚血性心疾患

(狭心症と心筋梗塞)です。

 

心内膜炎とはどんな病気でしょうか。

 

それは、心臓の内側に細菌が付着し

増殖することで起きる

心臓内部の炎症のことです。

 

細菌が増殖すると

心臓内部で炎症を起こします。

 

炎症が続くと心臓の動きが悪くなり、

血液の流れが悪くなる結果、

ほかの臓器においても

問題が生じやすくなってしまいます。 

 

歯周病が進行した患者様は

歯周病菌が歯肉の血管から全身に回り

心臓の内部に感染を起こすと、

細菌性心内膜炎に至ってしまいます。

 

健康な方が歯周病だけで

起こるものではありませんが、

歯周病にかかった方は

少しずつ心臓がむしばまれていく

可能性があるのです。

 

先天性心疾患などをお持ちの方は

特に注意が必要になります。

 

心臓は全身に血液を送り出す

ポンプの役割をしています。

 

この心臓の筋肉に

酸素や栄養を含む血液を

送りこんでいるのが、

心臓のまわりを通っている

冠動脈という血管です。

 

この冠動脈が動脈硬化によって

血流が悪くなり、

心筋に必要な血液が不足し胸が痛くなります。

これが狭心症といわれているものです。

 

periodontosis03.png

 

そして、さらに動脈硬化が進み、

冠動脈が血栓でつまり

心筋に完全に血液がいかなくなってしまった

状態が心筋梗塞です。

 

この狭心症と心筋梗塞を合わせて

虚血性心筋梗塞といいます。

 

動脈硬化は不適切な食生活や運動不足、

ストレスなどの生活習慣が原因で

コレステロールや中性脂肪が

血管壁に付着していくことが

主な要因とされてきましたが、

別の因子として歯周病原因菌などの

細菌感染がクローズアップされてきました。

 

歯周病の刺激により動脈硬化を

誘発する物質がでて

血管内にプラークができ、

血液の通り道は細くなるという報告が

医科の学会であったのです。

 

プラークがはがれて血の塊ができると、

その場で血管が詰まったり

血管の細いところで詰まったりしてしまい、

心臓に血流が届かなくなると

心筋梗塞となってしまうのです。

 

心臓病は加齢によるものだけでなく、

生活習慣に原因があることが多く、

高齢者ばかりだけでなく若い方や

働き盛りの方にとっても

無視できない病気だと思います。

 

心臓病を誘発する危険因子には高血圧、

肥満、高脂血症、糖尿病、

喫煙などがありますが、

これらの因子の1つに近年

歯周病が加えられています。

 

歯周病は歯ぐきに限局の病気というより、

全身に害を及ぼす病気と考えられます。

 

歯周病について詳しく知りたい方は、

パール歯科医院までご連絡くださいね。

 

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