歯周病
こんにちは。
川崎区小島新田のパール歯科医院です。
前回のブログで歯周病と喫煙の
関係について書きましたが、
今回は歯周病について詳しく書きますね。
では歯周病ってどんな病気?
昔は歯槽膿漏ともいわれていました。
歯周病は歯肉と歯の間にたまった
歯垢(プラーク)という細菌が
引き起こす歯の病気です。
細かく分けると、
歯肉のみに炎症がでる『歯肉炎』と
歯根膜(歯根との間にある薄い膜)や
歯槽骨(歯を支えている骨)にまでに及ぶ、
『歯周炎』があります。
これらは痛みがなく静かにやってきます。
アメリカでは
Silent Disease(無症状疾患)とよばれて、
悪化するまで症状を起こさない病気
として有名です。
痛みがない故に放っておくケースが多く、
歯周病が進行してしまうのです。
しかも実は成人の大部分が
歯周病だと言われているんです。
症状は最初歯肉が腫れて、
歯磨きの時に出血がみられます。
それを放置しておくと
今度は歯肉からの出血に膿が混じり、
口臭が強くなります。
それをさらに放置すると
歯を支える骨が溶け出し、
いずれは歯が動揺をはじめます。
ここまでくると、
大事な歯を抜かざるを得ない
リスクがかなり高くなってしまい、
自覚症状がないので
どんどん進行してしまいます。
また歯周病は心筋梗塞、
糖尿病や高血圧のリスクも上昇させますので、
油断できない病気なのです。
皆様のお口は大丈夫ですか?
ここで歯周病チェックをしてみましょう。
歯周病は怖い病気なので
歯やや歯ぐきの状態を観察してみてください。
- 歯を磨くと血がでる
- 口臭がある
- 歯肉が腫れたり、痛みがある
- 歯がぐらついている
- 冷たい飲み物で歯がしみる
- 膿がでる
- 口の中がネバつく
- 歯が長く伸びてきた
- 歯と歯の間に物がはさまりやすい
- 歯肉が赤い
などチェックするポイントは
まだいくつがありますが、
これらの中でいくつかあてはまれば
注意が必要ですので、
早めに歯医者さんに相談しましょう。
▼歯周病の予防と対策
歯を失う原因の多くが歯周病からきています。
まずは歯医者さんで
歯の磨き方を指導してもらい、
丁寧に歯を磨くことを心がけましょう。
定期的に歯医者さんに通い、
大切なお口のメンテナンスも
してもらいましょう。
また、免疫力が低下すると
歯周病は進行していきます。
現代病である、ストレスや
メタリボリックシンドロームも
歯周病の原因のひとつになっています。
喫煙も歯周病の進行を進めるので
できれば禁煙しましょう。
適度な運動やしっかりとした睡眠をとるなど、
規則正しい生活を送ることも大事です。
歯周病の自覚症状がなくても、
早めに対処することで大切な歯を抜かずに
済むかもしれません。
また全身の健康の為にも
早期の治療が大事になってきます。
歯は一度失うと二度と戻ってはきません。
自分の歯は自分でしっかり守る意識が
とても大事なんです!
歯医者さんと一緒にケアしていき、
より良い歯の健康を守りましょうね。
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