歯科治療の本当のゴールってなんでしょう?
歯の治療の最終的なゴールをわかりやすくいうとどういったことになるでしょうか?
「痛くなくなること」「入れ歯が入ること」「見た目が良くなること」
それは人によりいろいろだと思いますが、それらを全部含めてわかりやすくいうと
「正しいかみ合わせでしっかりかめて、それが定期的なメインテナンスでずっと続くこと」
と言えるのではないでしょうか。むし歯の治療も、入れ歯を入れることも、歯列矯正することも、結局はそのゴールにたどり着くための一里塚なのです。もっと端的に言えば「お口の中の健康を通してその人のクオリティーライフを高めるということです」
かみ合わせが人生の質向上につながるとは、どういったことでしょう
それは、もちろん前歯の審美性も含まれますが、かみ合わせはむし歯・歯周病・顎の関節や筋肉・全身のバランスおよび健康・メンタル面に及ぶまでさまざまな事象で密接に関係しているのです。痛みの出たむし歯の痛みを取り除けばそれでおわりというわけではないのです。削った歯の修復でかみ合わせが悪くなることもありますし、その歯自体が歯周病に罹患していることもよくあります。歯の修復がうまくいかなければ顎の関節に支障がでることよくありますし、歯周病をほっておけばその歯の寿命を縮めてしまい、いずれ歯無しになってしまうでしょう。人それぞれの口の中というのは、各種検査をしてみると同じようにみえてかなり違うものです。理想はこの「正しいかみ合わせでしっかりかめて、それが定期的なメインテナンスでずっと続くこと」を患者様にしっかり理解していただき、少々時間と手間がかかりますが一人一人の治療の設計図を書いていくことです。ですので患者様と歯科医師あるいは歯科衛生士はずっとお付き合いしていくことが、理想なのです。不幸にも歯を喪失してしまった場合、その後はの喪失は加速度的に進みます。これはいろいろな研究結果により明らかにされています。ブリッジや入れ歯でも当然歯の喪失したところを補えますが、残った歯に大きな負担をかけて結局残存歯の寿命を縮めてしまう、ということはあまり知られていない現実なのかもしれません。
パール歯科医院では15年程度インプラント治療を行っていますが、残存歯の寿命を損ねずかみ合わせを回復でき、患者様のクオリティーライフを高めるにはインプラントの信頼性に勝るものないと考えています。なぜならブリッジは歯の無い部分の、両サイドの歯を削る必要があります。これだけでも神経が生きている歯であれば、神経をとる可能性がでてきますし、両サイドの歯には許容量を超えるかみ合わせの力がかかることがよくあります。入れ歯の場合は歯よりも弱い歯肉で支えるのでなおさらです。
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