虫歯になりにくい歯
こんにちは。
川崎区小島新田のパール歯科医院です。
歯磨きが虫歯予防の
基礎中の基礎であることは当然ですが、
今回は歯磨きからすこし離れて、
お話を進めていきたいと思います。
歯をしっかり磨く他にも、
虫歯になりにくい、
規則正しい食生活を送ることが大切です。
食べ物を口にして、
虫歯菌が反応して口の中の酸の濃度が
最もあがるのが、食後5分から20分です。
以前のブログで書いた通り、
その酸が歯を溶かして虫歯ができます。
これを脱灰といいます。
その後新しい唾液が出ることで
徐々に酸の濃度は下がり、
唾液によって溶けた歯は自然と元に戻ります。
これを再石灰化といいます。
ごく初期の虫歯は自然と治ってしまうのです。
これを表したのが上図の
ステファンカーブといいます。
だらだらと時間をかけて食べ続けると
常に口の中が酸性になってしまい、
虫歯になりやすくなるのです。
この図をご覧下さい。
上の赤い部分が歯が酸によって
溶けている時間です。
溶けた歯が唾液によって
戻る場合もありますが、
食事やおやつの回数が多いと
歯が酸に溶かされる時間が長くなり、
虫歯のリスクが増えてしまいます。
口に入れるものの「量」よりも
「回数」が虫歯になる原因となるのです。
規則正しい食事やおやつをとることで、
虫歯は予防できるのです。
また、一生のうち虫歯になりやすい時期
というのがあります。
永久歯の生えたての時期です。
つまりお子様の乳歯が抜けて
生え変わる頃です。
生えたての歯は、
フッ素のコーティングがないのです。
生えたての歯は質が弱いため、
時間をかけて成熟して強くなります。
年月がたつと食物(緑茶や海産物)
に含まれるフッ素が自然と歯の表面を
コーティングしてくれて歯が強くなります。
永久歯は6歳位から生え始めますので、
10代の前半を虫歯にせずに
乗り切ることができるかどうかで
歯の一生が決まってしまうんです。
矯正治療をする機会が多いこの時期に、
正しい生活で虫歯を予防していきましょう。
では虫歯予防のポイントをまとめますね。
①歯磨きで歯垢を取り除く
②食事、おやつは回数や時間を決めて食べる
③フッ素で歯を強くする
以上の3点です!
お子様が小さい頃から
歯医者に通って慣れさせてあげるのも
良いかと思います。
歯が生え始めたらフッ素を塗って予防したり、
歯並びなどをチェックしてもらいましょう。
小さいうちからしっかり予防して、
一生自分の歯で食事しましょうね。
パール歯科医院では
そのお手伝いをさせていただきます。
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