歯の豆知識ブログ

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虫歯とフッ素について

 

子どもの頃に一度は

「甘いものばかり食べてると

虫歯になっちゃうよ!」

と言われたことが

あるのではないでしょうか?

 

それは、本当なんです!

 

虫歯菌はお砂糖を

自分の体の中に取り入れて、

その砂糖をエネルギーにかえて

虫歯菌が、大きくなったり、

仲間を増やしたりします。

そして虫歯菌が食べた砂糖は、

「酸」として排出されるんです。

 

身近な例えでご説明いたしますと、

お砂糖は虫歯菌のご飯であり、

虫歯菌が食べたお砂糖を💩として

排出したものが酸になります。

 

この酸の量が問題なのです。

酸が歯を溶かして虫歯を作るのです。

 

甘党の人が必ず

虫歯になる訳ではないんです。

 

虫歯菌が食べ物(特に甘い物)を

摂取して酸として排出するには

タイムラグがあります。

 

問題は、お砂糖云々よりも

お口の中に食べ物が入っている

時間の長さなんです!

 

食後の歯磨きは、とっても重要です!

 

繰り返します

「食後の歯磨きは、超重要ですからね!」

 

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上の図を見てみると、

食事をしてから時間がたつと口の中が、

どんどん酸性化して歯の脱灰が始まります。

(歯の脱灰とは歯が溶けていくことです)

 

飲食の後のお口の中は

「脱灰ゾーン」と「再石灰化ゾーン」を

行ったり来たりしているんです。

 

実は、この脱灰が始まるまでの

約3分までの間にしっかり歯を磨くと

虫歯になる確率は極めて低くなるのです!

 

また、強い歯をつくるために

自宅などでもフッ素入りの歯磨きを

使うことはとても有効です。

フッ素とは、歯を強くするお薬のことです。

 

食べ物ですと、ワカメ、イワシ、

リンゴや緑茶などに含まれている成分です。

ただ虫歯予防の事まで考えるとなると、

食品からだけで摂るのでは不十分なんです。

 

自宅などでフッ素入りの歯磨きを使って、

さらに歯科医院で濃度の高いフッ素を

二か月に一度程度塗ってもらえば、

完璧です。

 

ちなみに何十年か前は、

「フッ素を歯に塗ると癌になる」

なんていう都市伝説があったんです。

 

古い予防歯科の本には、

今でも

「フッ素が癌を誘発する科学的根拠はない」

と書いてあります。

 

世界中で使われていて、

確実に虫歯予防の成果をあげているのです。

ですからフッ素は安全です。

 

食事の度に、歯は虫歯菌から

攻撃を受けています。

フッ素を塗ると歯の表面に浸透し、

エナメル質の結晶性を向上させてくれます。

つまり虫歯菌の攻撃から

守ってくれるんです。

 

さらに初期虫歯の再石灰化の促進を

してくれるはたらきもありますので、

虫歯菌からの攻撃でできた

小さな虫歯なら、

自然に治す手助けをしてくれるんです。

 

さらにさらに!

口腔内細菌に対する抑制作用もあります。

虫歯菌、場合により歯周病菌さえも

退治してくれることもあるんです!

2番目3番目の効能は、

近年より明らかになったものです。

 

そしてフッ素塗布には、

有効な年齢があるんです。

それは

『歯が生えた直後から中学3年生位まで』

です!

 

生え立ての歯は一番

虫歯になりやすいのですが、

それと同時にフッ素も

大変取り込み易い状態なんです。

 

歯が生えるのが、生後半年位。

そして第二大臼歯が生えるのが14歳位。

つまり高校生手前までは、

生えたての歯が必ず

どこかにあることになります。

 

自分でのブラッシングだと、

歯ブラシの届きにくいところも

あるかと思います。

ですから、そういった所は歯科医院で

しっかりフッ素を塗ってもらいましょう!

そうすることで虫歯予防

しっかり行えます!

 

これをお読みになったみなさん、

食後の歯磨きは忘れずに

歯科医院でのフッ素塗布も

やってみてくださいね!

 

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