歯の豆知識ブログ

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デンタルフロスの選び方

 

こんにちは。

川崎区小島新田駅前のパール歯科医院です。

 

今回は前回のデンタルフロスの続き、

皆様により合ったものが見つかり、

毎日のデンタルフロスが効率的できるよう、

選び方などをご説明いたしますね。

 

デンタルフロスを選ぶとき、

値段やデザインを見て選ぶことありませんか?

 

デンタルフロスには

それぞれ特長や種類があり、

初めて使う方、使いなれている方、

それぞれ合ったタイプがあります。

 

デンタルフロスを

初めてお使いになられる方には、

操作のしやすいホルダータイプの

デンタルフロスがおすすめです。

 

糸巻きタイプと違い、

糸を切る作業が無くて済むので

フロスでのお掃除を習慣化しやすくなります。

 

そのホルダータイプには

F型とY型の2種類があります。

 

・F型は前歯をお掃除しやすい形に

     作られています。

 

dental_floss_itoyoji.png

 

・Y型は奥歯をお掃除しやすい形に

      作られています。

floss_itoyoji_sidetype_front.png

奥歯の汚れが気になる方には、

Y型がおすすめです。

 

歯の生え方は人によって違うので、

使いやすい方を使ってみてください。

 

当然ながら両方使うのもOKです。

 

デンタルフロスに使い慣れた方は、

糸巻きタイプも使ってみましょう!

 

dental-floss.png

 

糸巻きタイプは糸の種類が選べます。

 

糸の種類をそれぞれの方に

合わせて使えるのも、

糸巻きタイプの利点です。

 

糸の種類は主に3種類あります。

・ワックス

・ノンワックス

・エクスパンド

3種類です。

 

ワックスノンワックスエクスパンド

の順番で使っていくことをおすすめします。

 

◆ワックス、ノンワックスの違い

 

ワックスタイプは、

歯の間に入りやすくするように

繊維の滑りを良くしたもので、

糸がほつれづらくなっています。

 

普段デンタルフロスを行わない方は

歯の間に汚れが溜まっているのことが

多いと思われますので、

まずは滑りの良い加工をした

ワックスタイプを使うことをおすすめします。

 

ただ使い慣れてきた方には、

ワックスタイプはおすすめしません。

 

滑りやすい加工がされていることもあり、

歯垢をかきだすのは

ノンワックスタイプの方が

向いているからです。

 

最初はワックスタイプを使って、

慣れてきたらノンワックスタイプに

変えてみましょう。

 

◆エクスバンドタイプ

最も汚れが取れるのが、

エクスバンドタイプです。

唾液や摩擦で糸がスポンジのようになります。

 

ただ、糸が太いため、

歯間が狭いところには

入りずらい場合があるのが難点です。

 

ですので、ワックスタイプ、

ノンワックスタイプを使った後に

エクスバンドタイプを使うようにしましょう。

 

歯の間に上手く入らない場合は、

無理せずに使うのをやめて、

ご自分にあった太さのデンタルフロスを

使って下さいね。

 

デンタルフロスは慣れるまでは、

時間もかかり大変だと思いますが、

慣れてしまえばとても効率的に

歯垢が除去できて、

虫歯や歯周病が予防できます。

 

歯科の先進国である、米国や北欧では、

歯ブラシを行う前に

デンタルフロスを行う事が

日常になっているそうです。

 

皆さんも、ご自分に合った種類や方法で

デンタルフロスを習慣づけていってみては

いかがでしょうか?

 

dental-floss06.png

歯のケアは歯ブラシだけではできない?

 

こんにちは。

川崎区小島新田駅前のパール歯科医院です。

 

皆さんはデンタルフロスをご存知ですか?

 

歯と歯の間をみがく、

細い糸のような物のことです。

teeth_charcter_selfcleaning3.png

 

普段の歯磨きは歯ブラシだけ、

という方が多いのではないでしょうか?

 

「それで特に何も問題出てないし、

別に使わなくてもいいのでは?」

なんて思ってる方も

いらっしゃるかもしれません。

 

しかし、歯ブラシだけでは虫歯や歯周病、

口臭などを防ぐには十分とはいえません。

 

多くの方が歯を磨く際は

歯ブラシだけで、デンタルフロスを

使用することは少ないと思います。

 

デンタルフロスを使うと、

歯ブラシやマウスウォッシュだけでは

残ってしまう、歯間部の歯垢を

除去する効果があるのです。

 

いつも歯磨きをしているのに歯が悪くなる、

あるいは、歯茎が腫れるという人は、

もしかしたらデンタルフロスを

使用していないことが

原因なのかもしれません。

 

teeth_charcter_selfcleaning2.png

 

◆デンタルフロスの効果1

 

デンタルフロスを併用することで、

歯周病や虫歯の原因とも言える歯垢を、

歯と歯の間から除去することができます。

 

ところで、歯周病についてご存知でしょうか?

 

歯茎が腫れて歯ブラシの毛を当てるなど

ちょっとしたことで出血したり、

熱い食べ物・冷たい飲み物が

染みたりする病気です。

この歯周病が起こってしまうのは、

歯肉のわずかな傷や隙間から、

細菌が入ってしまうことが大きな原因です。

 

そのため、毎日のプラークコントロールで

歯垢を残さず取ることが、

歯周病の予防には不可欠となります。

 

デンタルフロスを使えば、

取りにくい歯間部や奥歯の歯垢も

キレイに取ることが出来るのです。

 

歯肉炎の予防とともに、

デンタルフロスを使うことは、

そのまま歯周病の予防にもつながるのです。

 

 

◆デンタルフロス効果2

 

歯垢の除去効率がアップします。

歯垢は歯の表面を爪で引っかくと付着する

白くてネバネバしたもののことで、

プラークとも呼ばれています。

 

歯垢は細菌の塊で、

1グラムあたり1000億個以上の細菌が

棲みついていると言われています。

 

歯垢を取り除かないで放っておくと

虫歯菌が酸を出して歯の表面を溶かして、

虫歯の原因になります。

 

歯垢は食後数時間ほどで出来てしまうので、

食べた後は歯を磨く必要があります。

 

ただ、通常の歯磨きだけでは

歯垢を完全におとすことは不十分です。

 

歯ブラシだけで歯を磨いても

歯間に詰まっている歯垢を

完全に取ることは出来ませんが、

デンタルフロスでしっかりと

歯間の根元まで通した後、

歯間の歯垢を取り除くと歯垢除去率が

アップし、歯ブラシのみよりも

きれいにすることが出来ます。

 

 

◆デンタルフロスの効果3

 

口臭をなくすことができます。

 しかし、デンタルフロスで

歯垢をキレイに取ったら

すべての口臭がさっぱり無くなる!

というわけではありません。

 

しかし口臭の原因は

そのほとんどが歯垢であるため

歯垢が原因の口臭に関しては、解決できます。

 

また、歯にフロスが引っ掛かる場合、

何らかの原因があることが考えられます。

その場所が虫歯になっているか、

詰め物が引っ掛かっている可能性が高いです。

 

無理に引っ張ると詰め物が

取れてしまう恐れがあるため、

ゆっくりと引き抜いて

フロスを外してください。

 

歯間部分は自分の目では

確認しづらい部分です。

 

デンタルフロスが引っ掛かる場合は、

念のため歯科医院で

チェックしてもらう必要があります。

 

デンタルフロスを使い始めると、

結構面倒だなと思われるかもしれません。

しかし、その効果はとても大きいものです。

 

デンタルフロスをまだ使ったことがない方は

ぜひご使用することをお勧めいたします。

 

薬局などの歯ブラシ売場などにも

売っています。

もちろん当院でも購入いただけますよ。

 

ぜひデンタルフロスによる

お口のケアを習慣化してみてくださいね。

 

唾液は救世主?

 

こんにちは。

川崎区小島新田駅前のパール歯科医院です。

 

皆さんは唾液がお口の中で

どのような働きをするかご存知でしょうか?

 

toothbrush_two_1.png

唾液は、耳の下にある耳下腺、

顎の下に顎下腺、そして、

舌の下にある舌下腺という3箇所から

分泌され、口の中を潤します。

 

1日で分泌される唾液の量は、

約1リットル位になり、

その多くは顎下腺から分泌されます。

 

そして、唾液の最も代表的な効果は

抗菌作用ですが、そのほかにも消化作用、

毒素排出作用、お口の中を中和する働きや、

味覚を感じさせる働きの補助などもあります。

 

歯周病や虫歯など、

口の中に住んでいる数百種類の細菌を

唾液が殺菌してくれます。

 

害のない状態にしてくれること

ばかりではなく、食べ物を食べた時に、

酸っぱい、甘い、しょっぱい、苦いと

感じるのは、食べ物に含まれる味物質が

唾液に溶け込んで

舌で味を感じているからです。

 

唾液がなくなると

味がわからなくなってしまいます。

 

歯で噛み砕かれた食べ物は、

唾液と混ざり合うことで

飲み込みやすい形になり、

のどから胃へと届けられるのです。

 

それだけではなく、唾液は消化も助けます。

 

食事をしてもお口の中が傷つかないのは

唾液が潤してくれているおかげなのです。

 

他にもお口の中を中性に保ち、

初期虫歯を再石灰化させ

虫歯の進行を防ぐという働きもあります。

 

唾液の分泌は、

15歳がピークと言われていて、

20代では1日に約1リットル~1.5リットル

分泌されていますが30代を境にして、

次第に分泌量が減少し、70代を超えると、

約3分の1にまで減少してきます。

 

水分量が、年齢と共に

年々減少するのと同じように、

唾液の分泌量も少なくなってきます。

 

ですから、唾液の分泌量が減ってくる事は、

殺菌作用の低下を意味しそれに従って、

口の中の細菌が増えてきて

歯の健康を害したり、

様々な体の不調をもたらす

要因になったりするのです。

 

では、そんな唾液を増やすには、

 

1 適度な水分補給

ただし、糖分の清涼飲料水は

なるべく控えましょう。

 

2 よく噛んで食べる事

噛めば噛むだけ、

唾液腺への刺激となって

唾液の分泌量が増えてきます。

咀嚼学会というのがあるぐらい、

よく噛むことの健康効果はかなり高いのです。

 

3 唾液腺のマッサージなど

唾液腺にマッサージを行って、

直接刺激を与える方法です。

唾液が分泌する、顎下腺、舌下腺、

耳下腺があるポイントを

指を使ってマッサージします。

普段は、あまり舌の運動というのは

しないと思いますが舌を出したり、

口の中で回したりする運動なども

効果があります。

 

4 就寝前の歯磨き

就寝中は唾液の量が減り、

虫歯菌が活発に活動できる状態です。

就寝前の歯磨きをサボると

虫歯になるリスクが上がってしまいます。

朝起きてお口の中のネバつき、

お口が臭く感じるのも

就寝中に唾液の量が減ってしまうからです。

 

doctor-m_green042.png

唾液は、皆さんのお口の中など

身体全体の健康を守ります。

 

唾液の減少は、

虫歯や歯周病の発症リスクをも高めますので、

唾液などについて気になることがあれば、

是非、川崎区のパール歯科医院まで

ご相談下さいね。

 

親知らずは抜く?抜かない?

 

こんにちは。

川崎区小島新田駅前のパール歯科医院です。

 

歯の一番奥に、

一番最後に生えてくる親知らず。

 

親知らずは他の歯を圧迫して歯並びが

悪くなる原因になってしまう場合があります。

 

でも、親知らずだからと言って必ずしも

抜かなくてはいけないわけではないことを

皆様はご存知だったでしょうか?

 

今回は、親知らずを抜いたほうが良い場合と、

抜かなくて良い場合についてご説明致します。

 

まず、親知らずとは?

親知らずの正式名称は「第三大臼歯」です。

 

最前方の前歯から数えて8番目にある、

最も奥の歯を言います。

 

永久歯が生えそろった後で

生えてくることが多いため

「親に知られることなく生えてくる歯」

という意味でこのように

呼ばれるようになったようです。

 

また、親知らずは

誰にでも生えてくるものではありません。

 

親知らずが生えたことがない

という人も多くいます。

 

また親知らずは、歯並びや生え方、

歯の状態によっては、

親知らずを今後の歯の治療に

活かすことができる場合もあるのです。

 

親知らずを抜いた方が良い場合と、

抜かない方が良い場合について

下記でご紹介します。

 

まず抜いた方が良いケースとは、

親知らずが変な向き、

または半分埋まって生えているために

歯磨きがしづらく、歯周病や虫歯の

リスクが高い場合、もしくはすでに

虫歯になってしまっている場合です。

oyashirazu003.png

他にも上下の親知らずが

噛み合っていない場合、

親知らずが原因で歯並びが悪化しそうな場合、

もしくはすでに悪化している場合、

歯列矯正のために歯を動かすスペースを

作る必要がある場合など、いくつかあります。

 

親知らずは歯磨きがしづらいために

虫歯や歯周病になりやすいのです。

虫歯の放置は口臭や歯茎の腫れなど

口内環境の悪化にもつながります。

 

トラブルのある親知らずが生えている限り、

歯並びの悪化や虫歯のリスクを

ずっと抱えていることになります。

 

そのようなリスクや他の歯へ悪影響を及ぼす

可能性が高い親知らずは、

早めに抜歯をした方が良いのです。

 

海外旅行や妊娠出産などの予定がある方も、

治療に行けないタイミングで

虫歯や歯茎が痛む

という可能性もあるので、

早めに抜歯することをおすすめします。

 

では、逆に親知らずを抜かなくてもよいのは

どのようなケースでしょうか?

 

親知らずが真っすぐ生えていて虫歯がなく、

上下がきちんと噛み合っている場合、

完全に骨の中に埋もれていて、

レントゲンで確認した時に横を向いているが、

周囲の歯や歯並び、かみ合わせ、

骨などに影響がない場合などです。

oyashirazu004.png

親知らずは、その存在自体が

問題なわけではありません。

 

トラブルのない親知らずであれば、

入れ歯やブリッジの支えに使ったり、

虫歯などで歯を抜いた場所へ矯正治療などで

移動させるということもできます。

 

親知らずを抜かずに残しておくことで、

将来的に治療の選択肢が

増える場合もあります。

 

親知らずは、

その治療や抜歯をしないまま放置しておくと、

虫歯や歯周病の悪化を招くだけでなく、

ほかの歯にも影響を与えることになるのです。

 

歯並びの崩れや顎関節症の原因にもなるため、

早めに対処することがおすすめです。

 

特に女性は妊娠や出産時に

親知らずのトラブルが

起こりやすいと言われています。

 

ホルモンバランスの変化から抵抗力が落ち、

親知らずに強い痛みが出ることもあるのです。

 

妊娠時は薬の服用に制限があるため、

痛みを我慢しなければなりません。

そうなる前に、対策を考えておきましょう。

 

親知らずはトラブルの原因になりやすいため、

抜歯をすすめられる場合が多いと思います。

 

自分の親知らずは

本当に抜かなければならないのか、

抜くとしたらその理由は何なのか、

きちんと知っておくことが必要だと思います。

 

親知らずを抜く際には、

注意点もいくつかありますので、

親知らずなどのことで

ご不明な点等ございましたら

パール歯科医院まで

是非お問い合わせください。

 

虫歯じゃないのに歯が痛い??

 

こんにちは。

川崎区小島新田駅前のパール歯科医院です。

 

TCH(歯列接触癖)という言葉を

皆様はご存知でしょうか?

 

tch05.png

 

歯科医院でお口の中を診てもらった時、

歯ぎしりがあると

指摘されたことがありますか?

 

歯ぎしりは、就寝時におきるものですが、

最近、目が覚めている時も、

歯を食いしばる人が増えてきました。

この現象をTCHといいます。

 

就寝時、歯ぎしりをする人は、

目が覚めている時も無意識の下で

歯を食いしばる人がとても多いことが

各種研究ではっきりしてきました。

 

本来上下の歯は何もしない時、

接触しないものです。

食事の際は、それでも接触させますが、

1日平均1517分程度と言われています。

tch11.png

ただTCHの人は、

覚醒時でも、無意識で長時間接触させます。

これが、お口のまわりの筋肉や関節に

大変な悪影響を及ぼし、

顎関節や頭痛や肩こりを誘発させます。

 

更には、歯周病の悪化、歯の咬合痛、

歯の移動、舌・頬粘膜の誤咬、

充填物・補綴物の脱離、歯冠破折、

慢性口内炎、舌痛症、発語不明瞭化など、

口腔内の症状を引き起こすことがあります。

 

下記に当てはまる方はTCH要注意です。

 

・スマートフォンやパソコンを頻繁に使う方

・習慣的に噛みしめる回数が多い方

・スポーツ練習など、力仕事など、

一生懸命何かをしているときに

噛みしめる癖がある

・仕事や対人関係など、

不安や緊張などのストレス状態にある方など

 

では、TCHを改善するには

どうすればよいのでしょうか?

 

まずはご自身がどのような状況で

歯を接触させているのかを

理解する必要があります。

 

そして、そのような生活の場では

「リラックスを心がける」

「意識して口を開ける」

など歯を接触させないための

生活の改善が求められます。

 

例えば、日常生活で目に入りやすい場所に

「リマインダー」という

TCHを思い出させるためのキーワード

(「リラックス」など)を書いた張り紙を

貼るのがとても有効です。

 

更には、

TCH防止のためマウスピースを

口腔内に装着することもあります。

 

tch02.png

ストレスの多い現代社会において、

歯を食いしばって仕事をしている方も

増加してきています。

 

また特に最近増えているのが、

下を向きながらスマホの画面を

操作している人です。

そのような人は、姿勢の問題もあり、

無意識に噛みしめ、

TCHになる確率が非常に高いのです。

 

TCHによる歯並びや噛み合わせの相談、

TCHそのものについて

ご質問などございましたら、

ぜひパール歯科医院までご連絡ください。

 

意外と多い若い世代の歯の喪失!

日本は昨今、世界でも類をみないほどの高齢化社会になりました。パール歯科医院のある川崎の地も同様で、この傾向はまだまだ続くようです。こうした日本の社会的状況は、日本人の歯の健康を考慮する点で大きな視点となるといえます。年齢が上がるとともに歯を失う人は増えるので、急激な高齢化は歯についての悩みを抱える人も一緒に増えるということなのです。歯医者の立場からみて、歯の大きな役目は「咀嚼する」「発音をたすける」「顔の見た目を若々しくする」があります。噛むことができなければ、食事の喜びを得ることはできませんし、発音に支障が出れば親しい人達との会話を楽しむことができません。また歯がないと表情の変化がとぼしくなり、相手に与える印象も芳しくないものになります。特に女性はなおさらかもしれません。このように歯は豊かな人生を送る上で大きく関係してくるものなのです。歯を喪失した場合の第一選択肢はやはりインプラントになります。インプラントというと、お年寄りのものというイメージがあるかもしれませんが、高齢者だけを対象にしているのではありません。若い世代でもむし歯や歯周病あるいは悪いかみ合わせからくる歯の根の破折などが原因で歯を失うことが良くあるのです。若い人の場合、埋め込むインプラントは1~2本が大部分です。この際最初からインプラントをすることがお勧めなのです。

歯というものは、1本喪失すると、咬合学の観点から周囲の歯から加速度的に喪失する傾向があります。インプラントであれば、周囲の歯に余計な負担をかけません。これが残りの歯を長持ちさせるおおきな分岐点になるのです。まず1本歯がなくなったところで放置したとします。意外と多くの患者様がいるように考えます。するとかみ合わなくなった反対側の歯がのびてきます。あるいは歯の無い両サイドの歯が倒れこんできてしまうのです。結果かみあわせがずれてしまい、顎の関節に影響がでたり頸の痛みや肩こりにもつながったりするのです。歯をいれる方法としてはインプラント以外に2つあります。まず「部分入れ歯」印象を採って比較的簡単にできます。ただ周囲の歯にバネをかけて安定させるため周囲の歯に余計な力がかかってしまうのです。歯の寿命は歯にかかる咬合力によっても大きく左右されるのです。専門用語になってしまいますが咬合性外傷が常におきているような状況になってしまいます。お口の中の違和感にも非常に大きなものがあります。次は「ブリッジ」です、これは歯の欠損した部位の両サイドの歯を削って接着剤でとめます。お口の中の違和感は部分入れ歯に比べると小さいのですが、歯を削るということは、場合により歯の神経を取るということに結びつきます。歯の神経を取るとどうしても、歯の寿命は短くなる傾向にあります。またブリッジの支えになる歯は、歯の無い部分の咬合力も負担しなくてはならないので、通常の1.5倍近い力がかかることよくあるのです。1本の歯がなくなると次つぎに周囲の歯も喪失していく傾向は強くあります。例え1本の歯の喪失でも、周囲の歯の長期的予後を考えるとインプラントというのは、たいへんお勧めであるという結果にいたります。

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